疲れをとるクラシック音楽

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100年前に大スキャンダルを起こした男たちの興奮を想像する――ストラヴィンスキー「春の祭典」

交響曲が続いたので、もっと自由な形式で書かれている普通の管弦楽曲を紹介したい。

疲れを取るために、疲れるような刺激をあえて与える癒し方もある。デスメタルで癒されるような。特に、まったりアダージェットではムズムズしてしまうような人には、ストラヴィンスキーの「春の祭典」なんかどうか。

ちょうど100年前に初演されたとは思えない過激な音楽。映画やテレビ音楽の、特にサスペンスものなんかの音響は、この曲がなければ生まれていなかったと思われる。元はバレエ音楽で、初演は大混乱に陥ったそうだ。その光景をBBCが再現している。


Riot at the Rite (final,part 6)

で、このバレエを、日本人女性が全裸で演じている動画が、YouTubeにアップされている。興味本位で見られてはダンサーが気の毒とおもいつつ、立派な偉業だということで、いちおうリンクをはっておきたい。

ぜひ、この作品の意味を完全に忠実に演じた一例だという敬意を払って見ていただきたいものだ。決して生半可な考えで批判めいたコメントをしないで欲しいし、興味本位で広めないでいただきたい。


The Rite of Spring according to Preljojac